赤穂義士を偲ぶ討入射会@五條天神社

控える草加義士軍団。この後揃って返り討ちに(トホホ)
控える草加義士軍団。この後揃って返り討ちに(トホホ)

今を遡ること311年前、元禄15年(西暦1703年)12月14日。大石内蔵助はじめ四十七士が主君浅野内匠頭長矩の仇討ちのため、現在の本所松坂町にあった吉良上野介義央の上屋敷に討ち入りました。忠臣蔵で名高い「赤穂義士の討入」です。

毎年12月14日、上野・五條天神社では、この討入にちなみ義士を偲ぶ「討入射会」が行われています。

草加市弓道連盟は今年この日は月例射会でありましたが、その終了後、元気の有り余った草加義士(?)8名が自動車に分乗して一路上野に向かい「討入り」参加と相成りました。


え?こんなとこに弓道場があるの?


不忍池のほぼ隣、上野公園の一隅にひっそり佇む五條天神社。その境内の弓道場は、夜にもなると、それはそれはもう何とも言えない神秘の空気に包まれます。

神職が見守るなか赤穂義士の襷をかけての坐射一手。「ドンドンッ」という中りを知らせる太鼓の音、そして坐しての玉串奉納など、いつもの射会とは一味も二味も違った、趣きのある射会でした。


果敢に挑んだ草加義士。そして横井弐段が見事!皆中賞&星賞を獲得して討入を果たしました!!

射会のあと振る舞われた温かい蕎麦が、冷えきった身体に染み渡ります。蕎麦に添えられた柚子は境内で栽培されたものを神職の方々が自ら収穫されたのだそうです。


参加された皆様、本当におつかれさまでした!


【おまけ】吉良邸討入で弓を使用したのは、早水満堯、神崎則休、間瀬正明、千馬光忠、茅野常成、間光風の六士だそうです。次回は是非ともこの方々の襷をかけて臨みたいと思います!