氷川神社 花しづめ祭奉納弓道大会

境内の特設会場(高校生の部)皆さん元気一杯です!
境内の特設会場(高校生の部)皆さん元気一杯です!

古来、春の頃、霊力を持つ花が散るとき疫神や悪霊が活動・分散して病気を拡げると考えられていました。鎮花祭(ちんかさい・はなしづめのまつり)は平安時代以降、これを鎮めるために神祇官(かんつかさ・律令制下で神祇の祭祀を司った官署)が旧暦三月の落花の頃に執り行った行事です。

 

大宮市の氷川神社では、毎年4月、この鎮花祭が執り行われ、境内の舞台では美しい鎮花の舞が奉奏されます。

 

本日、この氷川神社境内の特設会場(及び神社会館屋上弓道場)で、「武蔵一宮氷川神社 花しづめ祭奉納弓道大会」が行われました。

 

事前の天気予報では荒天が予想されていましたが、この日は幸いにも晴天に恵まれ、朝から汗ばむほどの陽気となりました。

開会式、矢渡しの後「高校生の部(特設会場)」「大学生・一般の部(屋上弓道場)」に分かれ、四矢立射1回・3名一組による団体戦(個人成績による個人戦を兼ねる)が行われました。

 

平日ではありますが、多くの選手が参加した盛大な射会で、鎮花祭で賑わう境内に設けられた特設会場の周りには、多くの参拝客も足を止めて、目前で繰り広げられる熱戦に見入っていました。

 

そして競技の合間には、氷川神社に隣接する大宮公園でお弁当タイム!であります。公園の桜は、満開の候から少々過ぎていたものの、風に舞い散る桜吹雪が大変美しく、多くの家族連れで賑わっていました。私たちも敷物を広げ、暖かな日差しの下で桜を眺めながら、ゆったりとした春の一日を過ごすことが出来ました。

 

これだけ大規模な大会をお世話して頂いた氷川神社・大会実行委員会そしてさいたま市弓道連盟の皆様、本当にありがとうございました! (小谷)