第129回 明治神宮奉納全国弓道大会

11月3日(火)明治神宮至誠館/全日本弓道連盟中央道場にて、第129回明治神宮奉納全国弓道大会が開催されました。全国各地さらに遠くフランス、台湾など海外からの参加者も含め1,041名(申込)が集結した大規模な大会でした。

 

まず開会式そして矢渡しに引き続き、範士奉射が行われました。満員の観覧席そして観覧席から溢れた大勢の参加者が見守るなか10名もの範士の先生方が一斉に射位に立たれた模様は実に壮観。

 

続いて有段者の部726名、称号者の部315名に分かれた競技(奉射)が一手坐射により行われ、皆中者による決勝の結果、有段者の部は大谷選手(神奈川)、称号者の部は中橋選手(東京)が優勝されました。(当連盟からは有段者の部に6名が参加し、残念ながら入賞は成りませんでした。)

 

この日11月3日(文化の日)は昭和22年に日本国憲法の公布された日ですが、同時に明治天皇の誕生日にもあたり、かつては天長節(明治6年〜)、明治節(昭和2年〜)とされていました。そんな特別な日に明治神宮至誠館/中央道場という特別な会場で、全国の強豪選手と同じ射場に立てたのは何より嬉しく、また普段なかなか拝見する機会のない先生方の射もたっぷりと拝見出来て大変貴重な経験をさせて頂きました。


また、当日は明治神宮の新嘗祭にもあたり、農業祭の催し物や屋台が並びました。さらに小笠原流の流鏑馬なども披露され、秋の陽射しのなか大変賑やかな明治神宮の一日でした。また来年も!と思いを新たにしつつ神宮を後にしました。(小谷)