春日部藤まつり弓道大会

4/29(金)、春日部市民武道館にて、春日部市弓道連盟主催の「藤まつり弓道大会」が開催されました。300人を上回る参加人数、我が連盟からは4名参加させて頂きました。

 

先日の総会射会の日を思い出させる強風の中、何と云ってもこの大会の見所は、鏑矢による矢通し(矢渡し)と、安土一面を一枚のキャンバスに見立てて描かれた巨大なアートです。

 

鏑矢とは、かぶらの形に似た円筒形で中が空洞で、3~8個の穴が開いており、これが風を切って鳴るもので、古来より魔を払うとされ、また昔戦場では戦いの合図として使われていたそうです。

 

鏑矢の放たれた「ホ〜」という神秘的な音に感動していると、安土を覆っていた幕が切って落とされ、安土から巨大な絵が出現しました。

 

今年のテーマは「吉備津彦のウラ退治」

ウラ(鬼)とその戦いに挑む吉備津彦(キビツヒコ)が描かれておりました。

 

江戸時代に作られた「桃太郎」のお話。その元になったという古事記の神話が「吉備津彦のウラ退治」です。

 

村人を苦しめていた鬼との戦いで、任命を受けた吉備津彦が矢を射って攻めるもお互いの矢を打ち落とし勝負が付かず、機転を利かせた吉備津彦は二本の矢を同時に放ち、一本の矢が見事鬼の左目に当たり、村に平和が訪れたと言うお話。

 

参加した皆様に楽しんでもらおうと、絵を描いたり、台本を作ったり、あんなに沢山の商品を用意したりと、大変だった事だと思います。

春日部弓連の皆様のおもてなしの心が伝わり、感謝感謝の楽しい一日でした。

 

我が連盟からは、入賞はありませんでしたが、二人飛び賞を頂きました。

春日部市弓道連盟の皆様、どうもありがとうございました。

 

ちなみに安土は全部紙で覆われておりますので、外しても中たりの様な心地よい音(笑)

でも、的に中たった音と僅かに違いますので、矢所が絵と同化して分からなかった場合、音で判断してみて下さい。

 

今年参加を逃した皆様、来年は是非そんな体験をしてみませんか!?

(結果はきちんと電光表示板に出ますが)(秋山)